【元祖】コンパス製図法(1)基本編
インテリアコーディネーター試験の二次試験にはコンパスを持ち込む事ができます。
ところが大抵の人はコンパスを円や円弧を描く時にしか使わないと思います。
ウェブで検索してみると実際、インテリアコーディネーター試験でコンパスはほとんど使わないという声か多く、必要ないといった声まで見つかります。
しかし私はコンパスを多用します。そうする事でラクに、爆速で製図をする方法を独自に考え出しました。同じ事をしている人は、今のところ見た事がありません。私はインテリアコーディネーター試験でも、他の資格試験でも、スクール等に通わずに一人で受験勉強をしてきたのですが、受験勉強をしながら一人であれこれ奇抜なメソッドを独自に考え出すのが好きでした。中でもこのメソッドは我ながらかなり効果的で、実益的だ思っているものです。面白そうだと思ったら真似してみて下さい。きっと大幅に時短でき、しかもラクできれいな製図ができると思います。
円を描く場合に使うのはもちろんですが、私はそれ以外に、コンパスをこの様に使います。
非常に単純な使い方です。距離をいったん数値に置き換えたりする事なく、ある2点間の距離を、そのまま別の場所に再現できるという方法です。距離を描き写す際には、コンパス自身で点を描き込んでも良いですし、芯の位置にシャープペンシルでポチッと点を描いても良いと思います。私はシャープペンシルで描く事が多いです。 この様な使い方をするにはコンパスよりもディバイダーのほうがより使いやすいのですが、インテリア産業協会が公開している公式のインテリアコーディネーター試験の受験概要には、ディバイダーを持ち込んでも良いとは直接的に書いてありません。なので会場の試験監督がディバイダーをコンパスの一種と見て使用を許可してくれるかどうかは分かりません。ただ、そこまで精度の高い計測が必要な訳ではありませんので、ディバイダーにこだわらなくても、使用が確実に許可されているコンパスを使っておけば無難だと思います。コンパスの中ではいくらか精度の高い、製図用コンパスなどのしっかりした造りのコンパスを選んで使うのが良いでしょう。
平面図を題材にして說明を続けますので、まずはこの使い方を一旦頭に入れて、続きを読んで下さい。
例えば、長方形の4人掛けテーブルの天板の寸法でいうと、長い方は概ね1200-1800mmの間の寸法であれば妥当で、短い方は概ね750-900mmの間であれば妥当なサイズの範囲内と言えるでしょう。その中間のどんな寸法でも、実用上の支障はありません。
他方で、プレゼンテーション用の資料としての見栄えには、配慮が必要な事もあります。下の図は椅子とテーブルを組み合わせた4人がけのダイニングセットです。
A・B・Dのそれぞれの寸法はそれぞれバラバラではなく同じ寸法で揃っているのが、プレゼンテーションの見栄えとしては好ましいでしょう。そしてBの寸法とCの寸法は相対的にバランスが取れているのが好ましいでしょう。このように、作図上きっちり揃えてておくべき部分と、ある程度自由な部分とを確認したうえで、実際的な製図方法の話に進みましょう。
各家具の寸法は、三角スケールにコンパスを当てて決めても良いのですが、三角スケールのメモリをちまちまと読んでいると時間が掛かりますし、目が疲れます。代わりに何かもっとラクな方法は無いかと思って解答用紙をよく見ると、都合の良いことに900mmピッチのグリッドが入っています。インテリアコーディネーター試験の特徴のひとつです。私はこのグリッドをとことん使い倒してみる事にしました。
例えば目分量で見て1グリッドの半分よりも少しだけ小さい距離は、およそ420-430mm程度のはずです。これを、コンパスを当ててそのままダイニングチェアの幅にします。わざわざ三角スケールで計るなんていう面倒な事はしません。
もしも設問中に「大きめの」「ゆったりした」などの指定があれば、目分量で半分より少し大きめにすれば良いでしょう。 他にも、グリッドのサイズを基準にして、下の図の様に色々な家具の寸法として妥当なサイズを測り取ることができます。
これは900mmグリッドを基準にしていますが、稀にグリッドが1000x1000mmの年もあります。その事は頭に入れておいた方が慌てずに済んで良いでしょう。しかしそれほど困りませんし、むしろ1000mmグリッドのほうが使いやすくてラッキーだと思います。もしも三尺に合わせた910x910mmグリッドが出題されるような事があれば、900x900と同じ様に考えれば良いと思います。目分量ですし、10mmのグリッドの差は誤差範囲のレベルにしかならないでしょう。
目分量でなくタイトな寸法に合わせたい場合は、下の図の様に三角スケールに当てればOKです。もちろんスケールを直接図面に当てたほうが早い場合もあります。けれどもこの様にコンパスで一度寸法を採ると周りの線に邪魔されずいつでも見やすい場所で寸法を測る事ができますし、一度測定した寸法を繰り返し複数の場所に当てる事ができて便利な場合も多いです。私はいつの間にか意識せず両者を使い分けられる状態になりました。もしもこの様にコンパスで一旦目盛りを測り取る方法が使えないとしたらそれなりに不便だなあ、という感覚もあり、これもまた意外に省力化につながっているコンパスの使い方だと思います。
目分量やスケールで寸法を採ったらコンパスを移動させ、壁のラインや捨て線に合わせてポチポチと点を打ち、濃い線でなぞったり結んだりすれば、三角スケールの目盛を読む回数は一般的な製図方法よりも激減し、少ないストレスで速くラクにどんどん描いていく事ができます。
アイソメ図やパース図など、平面図以外の作図も要求される箇所については、作図しやすいように床のグリッド線の直上、あるいはグリッド線とその隣のグリッド線との間隔の1/2,1/3,1/4など、平面図以外の図面の作図しやすさを考慮した点を基準点にして家具などの平面上の配置を決めると良いです。
その際には、明らかな図面間の矛盾が生じなければ良く、目分量の測定精度で十分です。もしも図面間での矛盾がないかチェックしたい場合は、部屋の壁面(かべづら)など基準を取りやすい場所からの距離を当たればよいのですが、これまたコンパスを使えばラクに確認できます。
ところで捨て線というものがよく分からない人はこの記事に解説がありますので読んでみて下さい。
関連記事「捨て線を引いていますか?」
そして先程のダイニングセットも、この様にコンパスを使いこなす事で見栄えよくスッキリ描く事ができます。
ここまでの說明でおそらく基本的な事は伝わったと思いますので、あとは色々応用テクニックを考えてみて下さい。ここでは平面図で説明しましたが、立面図やパース図など、他の各図面でも同様にコンパスは活用できますので、色々と工夫してみて下さい。アイソメ図は原理的に、特にコンパスと相性が良いです。
工事現場に関わった経験のある人は、大工さんの「馬鹿定規」や「馬鹿棒」というものを知っていると思いますが、根本的な仕組みはそれと一緒です。実は私は、そこから着想を得ています。はじめのうちはまさしく大工さんの馬鹿定規よろしく問題用紙の端の部分にポチポチと点を打ってそれを解答用紙に当てる、という事をしていました。それだけでもかなり色々な省力化やスピードアップができました。しかしそのうちコンパスを使えばもっとラクだし早い、という事に気付いて、このような方法に改良しました。
因みに私は、円や円弧を描く時には、コンパスはまず使いません。サイズが充実したテンプレートを使います。円や円弧を描く時にはコンパスでなくむしろテンプレートを使った方が、一発で濃い線で描けますので圧倒的に速いと思います。
ステッドラー コンパス 製図用 両脚針 マルス 559 WP 00
製図用のコンパスでは最も安い価格帯で、必要十分な品質です。シンプルな構造でギヤにより常に左右対称に開く機構があります。
ステッドラー コンパス 製図用 小型 557 62
微調整ができ、勝手にズレる事がない中車式です。しかし中央のホイールを回して開閉する機構であるため、開閉には時間がかかります。製図に慣れて、動作の無駄がずいぶん減ったという自信のついた人にお勧めします。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) コンパス 製図用 B 155mm 75396
品質の割に価格が良心的でコストパフォーマンスに優れています。全体が真鍮製で耐久性がありそうです。付属の中継軸を取り付けて大きな円が描けるので、ものづくりのケガキなど幅広い用途に使えます。
ドラパス 独式差替シャープコンパス 中コンパス 0.5mm シャープ付 02092
精密な線が引きやすく、ディバイダ的な使い方もしやすいシャープペンシルタイプです。芯の太さは汎用性のある0.5mmで、補充用の芯の調達に便利です。
[関連記事] コンパス製図法(2)ゾーニング・プラン検討編
ところが大抵の人はコンパスを円や円弧を描く時にしか使わないと思います。
ウェブで検索してみると実際、インテリアコーディネーター試験でコンパスはほとんど使わないという声か多く、必要ないといった声まで見つかります。
しかし私はコンパスを多用します。そうする事でラクに、爆速で製図をする方法を独自に考え出しました。同じ事をしている人は、今のところ見た事がありません。私はインテリアコーディネーター試験でも、他の資格試験でも、スクール等に通わずに一人で受験勉強をしてきたのですが、受験勉強をしながら一人であれこれ奇抜なメソッドを独自に考え出すのが好きでした。中でもこのメソッドは我ながらかなり効果的で、実益的だ思っているものです。面白そうだと思ったら真似してみて下さい。きっと大幅に時短でき、しかもラクできれいな製図ができると思います。
コンパスの基本的な使い方
円を描く場合に使うのはもちろんですが、私はそれ以外に、コンパスをこの様に使います。
非常に単純な使い方です。距離をいったん数値に置き換えたりする事なく、ある2点間の距離を、そのまま別の場所に再現できるという方法です。距離を描き写す際には、コンパス自身で点を描き込んでも良いですし、芯の位置にシャープペンシルでポチッと点を描いても良いと思います。私はシャープペンシルで描く事が多いです。 この様な使い方をするにはコンパスよりもディバイダーのほうがより使いやすいのですが、インテリア産業協会が公開している公式のインテリアコーディネーター試験の受験概要には、ディバイダーを持ち込んでも良いとは直接的に書いてありません。なので会場の試験監督がディバイダーをコンパスの一種と見て使用を許可してくれるかどうかは分かりません。ただ、そこまで精度の高い計測が必要な訳ではありませんので、ディバイダーにこだわらなくても、使用が確実に許可されているコンパスを使っておけば無難だと思います。コンパスの中ではいくらか精度の高い、製図用コンパスなどのしっかりした造りのコンパスを選んで使うのが良いでしょう。
平面図を題材にして說明を続けますので、まずはこの使い方を一旦頭に入れて、続きを読んで下さい。
家具のサイジングを突き詰めて考える
設問中に指定がある場合を除けば、各家具の寸法のほとんどは解答者の裁量で決める事ができます。もちろんサイズの妥当性というものがあって、常識的な範囲を逸脱すれば減点されるでしょう。たとえば人体系家具(チェア・ソファ)や準人体型家具(テーブル・デスクなど)では人体のサイズとの相対的なバランスが妥当である事が必要です。あるいは収納系家具(クローゼット・キャビネット・シェルフなど)では収納する内容物とのサイズのバランスが妥当である事が必要です。ベッドは少々特殊で、サイズが規格化されています。こうした事を考えているうちに私が注目したのは、ほとんどの家具のサイズというのは妥当な範囲のものであればよく、決してキリの良い寸法である必要など無いという事です。 採点者もおそらく、まずは目視で確認して、大き過ぎるとか小さすぎるとか問題を感じた場合に寸法を当たる、という方法でチェツクしているのではないかと思います。例えば、長方形の4人掛けテーブルの天板の寸法でいうと、長い方は概ね1200-1800mmの間の寸法であれば妥当で、短い方は概ね750-900mmの間であれば妥当なサイズの範囲内と言えるでしょう。その中間のどんな寸法でも、実用上の支障はありません。
他方で、プレゼンテーション用の資料としての見栄えには、配慮が必要な事もあります。下の図は椅子とテーブルを組み合わせた4人がけのダイニングセットです。
A・B・Dのそれぞれの寸法はそれぞれバラバラではなく同じ寸法で揃っているのが、プレゼンテーションの見栄えとしては好ましいでしょう。そしてBの寸法とCの寸法は相対的にバランスが取れているのが好ましいでしょう。このように、作図上きっちり揃えてておくべき部分と、ある程度自由な部分とを確認したうえで、実際的な製図方法の話に進みましょう。
製図の方法
ここからは実際にコンパスを使った平面図の製図の方法です。各家具の寸法は、三角スケールにコンパスを当てて決めても良いのですが、三角スケールのメモリをちまちまと読んでいると時間が掛かりますし、目が疲れます。代わりに何かもっとラクな方法は無いかと思って解答用紙をよく見ると、都合の良いことに900mmピッチのグリッドが入っています。インテリアコーディネーター試験の特徴のひとつです。私はこのグリッドをとことん使い倒してみる事にしました。
例えば目分量で見て1グリッドの半分よりも少しだけ小さい距離は、およそ420-430mm程度のはずです。これを、コンパスを当ててそのままダイニングチェアの幅にします。わざわざ三角スケールで計るなんていう面倒な事はしません。
もしも設問中に「大きめの」「ゆったりした」などの指定があれば、目分量で半分より少し大きめにすれば良いでしょう。 他にも、グリッドのサイズを基準にして、下の図の様に色々な家具の寸法として妥当なサイズを測り取ることができます。
これは900mmグリッドを基準にしていますが、稀にグリッドが1000x1000mmの年もあります。その事は頭に入れておいた方が慌てずに済んで良いでしょう。しかしそれほど困りませんし、むしろ1000mmグリッドのほうが使いやすくてラッキーだと思います。もしも三尺に合わせた910x910mmグリッドが出題されるような事があれば、900x900と同じ様に考えれば良いと思います。目分量ですし、10mmのグリッドの差は誤差範囲のレベルにしかならないでしょう。
目分量でなくタイトな寸法に合わせたい場合は、下の図の様に三角スケールに当てればOKです。もちろんスケールを直接図面に当てたほうが早い場合もあります。けれどもこの様にコンパスで一度寸法を採ると周りの線に邪魔されずいつでも見やすい場所で寸法を測る事ができますし、一度測定した寸法を繰り返し複数の場所に当てる事ができて便利な場合も多いです。私はいつの間にか意識せず両者を使い分けられる状態になりました。もしもこの様にコンパスで一旦目盛りを測り取る方法が使えないとしたらそれなりに不便だなあ、という感覚もあり、これもまた意外に省力化につながっているコンパスの使い方だと思います。
目分量やスケールで寸法を採ったらコンパスを移動させ、壁のラインや捨て線に合わせてポチポチと点を打ち、濃い線でなぞったり結んだりすれば、三角スケールの目盛を読む回数は一般的な製図方法よりも激減し、少ないストレスで速くラクにどんどん描いていく事ができます。
アイソメ図やパース図など、平面図以外の作図も要求される箇所については、作図しやすいように床のグリッド線の直上、あるいはグリッド線とその隣のグリッド線との間隔の1/2,1/3,1/4など、平面図以外の図面の作図しやすさを考慮した点を基準点にして家具などの平面上の配置を決めると良いです。
この様な位置に家具のコーナー等を合わせるとパース図やアイソメ図が作成しやすい (目分量の精度で十分) |
その際には、明らかな図面間の矛盾が生じなければ良く、目分量の測定精度で十分です。もしも図面間での矛盾がないかチェックしたい場合は、部屋の壁面(かべづら)など基準を取りやすい場所からの距離を当たればよいのですが、これまたコンパスを使えばラクに確認できます。
ところで捨て線というものがよく分からない人はこの記事に解説がありますので読んでみて下さい。
関連記事「捨て線を引いていますか?」
そして先程のダイニングセットも、この様にコンパスを使いこなす事で見栄えよくスッキリ描く事ができます。
この方法は速くてラクだという点の他にも良さがあります。ひとつは読み間違いのリスクを減らせる事です。三角スケールを読むときには読み間違いをするリスクを抱えています。特に100mm・200mm・500mm単位での読み間違いをしやすいです。三角スケールを読む回数が減らせる事で、そうしたリスクも減らす事ができます。そしてもうひとつは、図面を汚しにくい事です。図面の上に定規を置けば置くだけ、鉛筆の粉を図面上にこすりつけてしまい、図面が汚れやすくなりますが、コンパスではその様な事がありません。
ここまでの說明でおそらく基本的な事は伝わったと思いますので、あとは色々応用テクニックを考えてみて下さい。ここでは平面図で説明しましたが、立面図やパース図など、他の各図面でも同様にコンパスは活用できますので、色々と工夫してみて下さい。アイソメ図は原理的に、特にコンパスと相性が良いです。
工事現場に関わった経験のある人は、大工さんの「馬鹿定規」や「馬鹿棒」というものを知っていると思いますが、根本的な仕組みはそれと一緒です。実は私は、そこから着想を得ています。はじめのうちはまさしく大工さんの馬鹿定規よろしく問題用紙の端の部分にポチポチと点を打ってそれを解答用紙に当てる、という事をしていました。それだけでもかなり色々な省力化やスピードアップができました。しかしそのうちコンパスを使えばもっとラクだし早い、という事に気付いて、このような方法に改良しました。
因みに私は、円や円弧を描く時には、コンパスはまず使いません。サイズが充実したテンプレートを使います。円や円弧を描く時にはコンパスでなくむしろテンプレートを使った方が、一発で濃い線で描けますので圧倒的に速いと思います。
使用するコンパスについて
最後に、この様にコンパスを多用する方法で作図をするのであれば、コンパスは製図用のある程度品質の良いものを使う方が作業がしやすいと思います。学童用のコンパスなどを使ってしまうと針や鉛筆の芯の周りの形状がすっきり見えやすい形になっておらず距離が測りづらかったり、ズレて2点の距離が変わってしまったりしやすいです。製図用コンパスはそれなりの値段がしますが、圧倒的にラクに製図できる効果を少し体験するだけできっとすぐに十分元は取ったと感じてもらえると思います。中車式のコンパスは、ズレにくく精度の高い製図ができるのですが、開きの調整に時間が掛かりますので、初心者には扱いづらいと思います。作業に慣れて無駄な手数の少なくなったエキスパート向けとしてお勧めします。大きさは、そんなに大きなものでなくても大丈夫です。「小」や「中」と書いてあるサイズで足ります。因みにインテリアコーディネーター試験でなく、建築士試験の場合は、使用可能なものとしてディバイダーが明記されています。建築士試験では平面図と断面図/立面図の整合性を取ったり、上下階の階段の整合性を確認したり、繰り返し一定のピッチで通芯を描いたり、敷地境界からの後退距離を確認したりと、色々な場面でディバイダーの活用によりスピード化や省力化が図れると思います。ステッドラー コンパス 製図用 両脚針 マルス 559 WP 00
製図用のコンパスでは最も安い価格帯で、必要十分な品質です。シンプルな構造でギヤにより常に左右対称に開く機構があります。
ステッドラー コンパス 製図用 小型 557 62
微調整ができ、勝手にズレる事がない中車式です。しかし中央のホイールを回して開閉する機構であるため、開閉には時間がかかります。製図に慣れて、動作の無駄がずいぶん減ったという自信のついた人にお勧めします。
シンワ測定(Shinwa Sokutei) コンパス 製図用 B 155mm 75396
品質の割に価格が良心的でコストパフォーマンスに優れています。全体が真鍮製で耐久性がありそうです。付属の中継軸を取り付けて大きな円が描けるので、ものづくりのケガキなど幅広い用途に使えます。
ドラパス 独式差替シャープコンパス 中コンパス 0.5mm シャープ付 02092
精密な線が引きやすく、ディバイダ的な使い方もしやすいシャープペンシルタイプです。芯の太さは汎用性のある0.5mmで、補充用の芯の調達に便利です。
[関連記事] コンパス製図法(2)ゾーニング・プラン検討編