文字と引出線を見やすく描き込むには
インテリアコーディネーター試験だけに限らず、一般的に建築図面には、図形的な情報だけでは足りない部分を補足するため、文字を書いて情報を補足します。インテリアの図面では家具・建具・造作工事の名称、仕上、特徴や注意点などをよく書きます。
試験の場合、図中に文字で書くように設問中に指示がある場合もあります。その書き込みは必須です。
文字を描き込みたい箇所に直接書き込めるスペースがあれば直接描き込みますが、スペースが足りない場合は引出線を使います。
基本的に文字や引出線は自由に描き込めば良いものです。
ただしどのように描き込むか、その方法次第で、図面が見やすくなったり見づらくなったりします。
これについてほとんどのテキスト等はあまり詳しく解説をしていないので、見やすくするためにどんな方法があるのか分からない、という人は意外に多いと思います。
どの様に文字や引出線を描くと見やすい図面になるのか、ここで紹介します。
見やすい引出線を描くためには色々な方法があります。ここではひとつの方法を紹介します。比較的よく見かける方法です。
ちょっとした書式を設けて、その書式に従う事ですっきり整って見せるという方法です。試験の製図にも採り入れやすいと思います。
この水平線は必須のものではなく、完全に見た目のためのものです。引出線は必ず文字の左右から出すというように、書式に一定の法則性を持たせる事で整然と見せる効果があります
引出線がカクッと折れている様な感じにします。斜めの線の先端は指示するものの中心か、手前側の端部か、あるいはその中間にすると自然に見えます。
水平線は長めよりも短めのほうが洗練されてすっきりした感じがあるでしょう。
線を折り曲げる角度は鈍角に限らず少し鋭角にする場合があっても良いと思います。文字と斜めの線がぶつかりそうな時は、ぶつからない程度に水平線を少しだけ長くすると良いと思います。
文字同士を重ねないというのは説明不要でしょう。近づけ過ぎてもまた、改行された1つのものに見えて紛らわしくなる場合がありますので適度に間隔を取れるものならば取った方が見やすいです。
このような事に気を付けると、だいぶ見やすさは向上すると思います。特にインテリアコーディネーター試験は時間制限のゆとりがそんなにある訳ではありませんので、徹底して従わなくてはならない鉄則の様に考えるのは現実的ではありません。なんとなく全体的にこんな事に気を付けながら記入する、という事で十分です。いきなり全部を盛り込むのは難しいので、「今日はここに気をつけよう」という感じで意識をしながら練習をしていくと、やがて習慣になって次第に見やすい図面が描けるようになって行くと思います。
試験の場合、図中に文字で書くように設問中に指示がある場合もあります。その書き込みは必須です。
文字を描き込みたい箇所に直接書き込めるスペースがあれば直接描き込みますが、スペースが足りない場合は引出線を使います。
基本的に文字や引出線は自由に描き込めば良いものです。
ただしどのように描き込むか、その方法次第で、図面が見やすくなったり見づらくなったりします。
これについてほとんどのテキスト等はあまり詳しく解説をしていないので、見やすくするためにどんな方法があるのか分からない、という人は意外に多いと思います。
どの様に文字や引出線を描くと見やすい図面になるのか、ここで紹介します。
引出線を見やすくする描き方(よくある方法)
見やすい引出線を描くためには色々な方法があります。ここではひとつの方法を紹介します。比較的よく見かける方法です。
ちょっとした書式を設けて、その書式に従う事ですっきり整って見せるという方法です。試験の製図にも採り入れやすいと思います。
文字と引出線の描き込みかた
1.文字から先に書きます。
2.左右どちらかに短い水平線を描きます。
この水平線は必須のものではなく、完全に見た目のためのものです。引出線は必ず文字の左右から出すというように、書式に一定の法則性を持たせる事で整然と見せる効果があります
3.水平線の端部と指示する対象とを結びます。
引出線がカクッと折れている様な感じにします。斜めの線の先端は指示するものの中心か、手前側の端部か、あるいはその中間にすると自然に見えます。
水平線は長めよりも短めのほうが洗練されてすっきりした感じがあるでしょう。
線を折り曲げる角度は鈍角に限らず少し鋭角にする場合があっても良いと思います。文字と斜めの線がぶつかりそうな時は、ぶつからない程度に水平線を少しだけ長くすると良いと思います。
見づらくならないためには
文字情報や引出線を描き込むと何となくいつも見づらくなってしまう、という人は、次のような事にある程度気を付けると見やすさが改善できます。文字について
大きさを統一する
狭い所に無理に書き込まず、引出線を使う
重ねない・近づけ過ぎない
文字同士を重ねないというのは説明不要でしょう。近づけ過ぎてもまた、改行された1つのものに見えて紛らわしくなる場合がありますので適度に間隔を取れるものならば取った方が見やすいです。
真ん中辺りに書く
文字同士の位置を揃える
上下、あるいは左右、中央など色々な揃え方があります。図面全体の文字を揃えるまでの必要はなく、近所同士のいくつかの文字を揃えるだけでもすっきり見えます。引出線について
定規を使って描く
交差させない
近接した長い平行線を引かない
文字の上や線が密集している所に引出線を通さない
このような事に気を付けると、だいぶ見やすさは向上すると思います。特にインテリアコーディネーター試験は時間制限のゆとりがそんなにある訳ではありませんので、徹底して従わなくてはならない鉄則の様に考えるのは現実的ではありません。なんとなく全体的にこんな事に気を付けながら記入する、という事で十分です。いきなり全部を盛り込むのは難しいので、「今日はここに気をつけよう」という感じで意識をしながら練習をしていくと、やがて習慣になって次第に見やすい図面が描けるようになって行くと思います。