公式サイトの解答例を徹底研究しよう
インテリアコーディネーター試験を運営しているインテリア産業協会の公式サイトに、プレゼンテーション試験の解答例が掲載されているのを知っていますか?全設問の解答例はありませんが、多くの受験者にとって気になるであろう着彩の指示のある設問の解答例があります。
それは下のリンク先にあります。
ページを下の方までスクロールしていくとあります。このような部分を見つけて下さい。
ページ全体のうち一番下に近い辺りにあります。
ここから直近の試験の解答サンプルが2種類ダウンロードできます。
これが合格者の解答なのかどうかについては変にボカしてあって書いていないのですが、合格者の解答サンプルだと思って間違いないでしょう。
というのも、「受験者に答案公表の同意を得ているものから選出いたしました」という事です。不合格だった回答を、わざわざ同意を得て掲載するなんて事はあまりにシュール過ぎて、常識的に考えられません。ただ、合格者の解答例という事をはっきり掲載しないのは不自然でしかありませんし、協会の姿勢に何か卑屈なものさえ感じますので、「我々はこの解答を提出した人を合格させました。文句あんのか。」と正々堂々と潔く明記すればいいのに、と個人的には思います。これを模範解答として、多くの解答が画一化されてしまう事を避けたい、という思いがあるのかな、とも思いますが、それならば言葉でボカしてどうこうするという方法ではなく、タイプの違う解答例をもっと多く載せたりするなど、まるっきり違う発想が必要なのだと思います。
さて、この回答例は、なかなか指導者から指導を受ける機会の持てない独学の受験生にとって「どのような答案を提出すれば合格できるのか」の目安を探る事のできる、とても貴重な情報源です。独学をしている受験者に限らず、ある種採点がブラックボックス化しているインテリアコーディネーター試験では、誰にとっても研究する価値のある材料と言えるでしょう。
ぜひ、過去問題や予想問題を解いたら、自分の解答内容と比較したり、解答例はどのような解答のしかたをしているのか詳しく調べたり、徹底的に分析に活用し倒しましょう。
そして、自分自身が目指す解答のクオリティは、解答例と同等ではなく、少し上回る位のものを意識して本番に臨むのが良いと思います。
というのは、出題の難易度が低かった年には、評価を辛口にして合格者数が大量になり過ぎないように調整されている可能性が大きいからです。それでも勝ち残れるぐらいの解答を普段から意識して取り組むのが良いと思います。過去のデータを見てみると、受験者数に対する合格者の割合はそれほど大きく変動していません。しかし問題を見る限り、年によって難易度にはだいぶ差がある様に感じます。「これぐらいのクオリティならば合格」というラインは毎年同じではなく、難易度によって変動していると考えるべきでしょう。例えば簡単に仕上がって試験の残り時間が余ってしまった、という様な場合は、休んだり寝たりしてしまったりするのでなく、自分の答案のクオリティをより高めるために最後まで残り時間を使い切るようにベストを尽くすのが良いでしょう。