プレゼンテーション試験のスピードアップ作戦―作業のフォームを決める―

インテリアコーディネーター試験の二次試験での製図のスピードアップに関する話です。

特に平面図の場合ですが、作図作業をするときに、毎回バラバラのフォームで作業するのでなく、道具の持ち方のフォームを決めていつも同じフォームで作業すると作図作業をスピードアップすることができます。

私が色々試行錯誤をした末に行き着いたのが、45°の三角定規をメインで使い、下の図の様な向きで持つという方法です。


そして水平線は上側のエッジを使って左から右に、垂直線は右側のエッジを使って上から下に向かって引くようにしました。

疲れにくく、解答用紙のグリッドと平行に合わせやすいのでおすすめです。この作図スタイルで使う三角定規のサイズは大き過ぎると動かしづらいですし、小さすぎると短い線しか引けず不便です。ちょうどいいのは、16cm-24cm辺りだと思います。

伝統に則ると、水平線は平行定規を使って引き、垂直線は三角定規を下の図の様な向きにして、左手の上に右手をクロスさせて下から上に向かって引くという手描き製図の基本のフォームがあるそうなのですが、私にはあまりしっくり来ませんでした。

とは言ってもこれはそもそも平行定規を使う場合の話ですので、平行定規を使わない(使ってはいけない)インテリアコーディネーター試験のような作図の場合には、特に決まりは無いのかも知れません。

もしこの、45°の三角定規をメインに使うフォームを自分も採り入れてみよう、という場合、三角定規は下の三種類のうちのどれかにすると、定規自体が持っている機能との相乗効果があって、さらにスピードアップできますので、特におすすめです。



ウチダ ツマミ付三角定規 18cm×3mm 014-0253


ツマミが付いているので動かしやすいです。厚みが3mmと厚いので安定感があります。30°-60°のほうは、ツマミが付いたままだと裏返して使えないので、ツマミを外して使うのが良いと思います。




定規全体に方眼が入っているのでグリッドに合わせやすいです。50mmおきにmm単位の目盛りが入っているのが使いやすさのポイントです。方眼入りの三角定規では、このファーバーカステルか、同じ様にミリ単位の目盛りが入っているステッドラーかドラパスの製品が特に良いと思います。


土地家屋調査士試験向けの三角定規です。1/500の目盛りが付いているというのが大きな特徴です。この1/500の目盛りは1/50の平面図に使う事ができます。1/50の平面図では距離を測る場合でもわざわざ三角スケールに持ち替える必要が無くなりますので、驚異的なスピードアップが可能です。


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